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Beethoven: Symphony No. 9 "Choral"

Beethoven: Symphony No. 9 Beethoven: Symphony No. 9 "Choral"
Gwynne Howell
CD
1disc
発売日:2003-10-21

曲目リスト
Disc:1
1.I. Allegro Ma Non Troppo, Un Poco Maestoso
2.II. Molto Vivace
3.III. Adagio Molto E Cantabile
4.IV. Presto - Allegro Assai
5.Rezitativo: 'O Freunde, Nicht Diese Tone!' - Allegro Assai
超名演
クラウス・テンシュテット指揮&ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団&ロンドン・フィルハーモニー合唱団によるベートーヴェン交響曲第9番。
1985年9月13日に行われたロイヤル・アルバート・ホールでのライブ録音です。
録音が悪いとか、アンサンブルが崩壊しかけるとか、そんなことを超越した超名演。
第9はこうでなければと言わんばかりの超名演なので、いろんな人に聴いてほしい。
熱くなれる音楽
 ベートーヴェンの第9は曲自体に聴く人を熱くする要素を持っている。しかし、だからと言って、誰がやっても感動できる音楽になるかといえば、そうでもない。
 テンシュテットのこの演奏は、マニアの間では以前から有名だったものだが、BBCから待望の正規音源として発売された。この演奏を支配しているのは、「前に進みたい」という飽くことのない意志の力。例えば、第2楽章では、アンサンブルがいったん崩壊するが、それでもお構いなしに、どんどん前に突き進んでいく。
 とにかく冒頭から、異様な緊張感をはらんだ演奏。要所での管楽器の咆哮やティンパニの強打が心地よく響く。最初の2つの楽章で、緊張はどんどん高まっていった中で、崇高な第3楽章が格別の安らぎを与えてくれる。第3楽章から第4楽章にアタッカ気味に突入するあたりも秀逸だ。もちろん、最後の盛り上がりも最高。
 音質は「非常に良い」とは思わないが、鑑賞に支障があるわけでもない。広いホールゆえか、音像はややぼやけ気味だが、演奏者が何をやっているかは十分に伝わる。
 いずれにせよ、ここまで燃え上がることが出来る第9には、滅多にお目にかかれない。BBCをはじめとするレーベル、メーカー(特にドイツ方面)には、テンシュテットの隠れた音源をどんどん掘り起こしていただきたい。
驚異的名盤
クラウス・テンシュテットによる命懸けの名演である。

アンサンブルが崩壊しかける、とか
ロイヤルアルバートホールの音響がダメ、とか
ノイズリダクションし過ぎ、とか
色々傷があることはある。

しかしこの演奏で表現されている事はそんな事を問題にしない…
という見方も十分にできる。

個人的にいえば、音質は鑑賞に堪えないものではない。

そして、この演奏があまりに凄くて、
約70分、圧倒され続けた記憶しかない。

このような形で彼の名演が世に知られるのはとても望ましいし、
このような演奏を通してこそ
「ベートーヴェンの第九」はやはり桁違いの名曲であることが
よく分かるのではないかと思う。


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